2004年9月21日の話
翌日、今日も一日雨だということを天気予報で確認しつつ、やっぱり青森は通過するだけじゃだめなんだ、何のために泊まったんだと思い、竜飛岬へ出発。そう、昨日頭の中を巡っていた歌の2番の歌詞な訳です。
岬まではダンプカーに前後から挟まれながら、雨で滑そうでこわごわの道のりでした。
途中の海沿いの道では津軽海峡の冬の厳しさを想像させる険しい波を目の当たりにしながらの走りで、晴れじゃなくて逆に本当の顔が見れたのかなと今なら思えます。走ってるときは寒いし怖いし疲労も進んでそんなどころじゃなかったんですけどね。
竜飛岬へ着く直前、道の駅を発見。岬やその灯台って言うのは大抵何も無く、一休みするには向いていないというのはこれまでの経験から分かっているので、ラッキーと思って道の駅なら一休みできると思ったんです。駐車場に着くとなんか変な感じ。そこにある建物に入っていくと期待が外れて愕然。
「ここは道の駅にはなってないんですか?」
「ここ、道の駅。ここね。」
ってその部屋全部道の駅って身振りをするんです。
おみやげ物の棚とレジ。そして青函トンネル坑道見学ケーブルカーのチケット売り場。だれも入るとは期待されているとは思えないレストラン。ふぅっと一息つく場所がまるでなしなんです。
この雨装備のかっこうで一息つくのに、いちいち全部脱いで、コーヒー頼む気にはならないわけです。
ほっとできない場所に長居する訳も無くこれでは物は売れないよって、ビジネス思考がちょっと頭をよぎってしまいました。早々に退散し岬の灯台の場所へ。なんと灯台は上れるようになっていませんでした。これまで見てきたところではちょっとした灯台でもお金を取って登れるようにしているのにしている所が結構あったのに、青函トンネル坑道は商売にするけど竜飛岬は商売にならないって言うのかなぁ?ちょっとずれれる感じがしました。どちらも民間の持ち物ではないから仕方ないけどね。
事実、竜飛崎灯台の前には雨で何も見えないにもかかわらず観光バスが絶えず出入りしているけど青函トンネル坑道記念館前は全然でした。やっぱし商売に慣れてないのかなぁ。
その帰り、とうとう発見「津軽海峡冬景色歌謡碑」!石碑から歌が流れてくるんです。
たまたまテレビで見たことあるけど、これなんだぁと。結構大音量で流れるんですね。
石碑なので当然無償。これも人気ありそうでした。青森の人は見るからにいい人ばかりで悪賢さが無いんですかねぇ。
北のはずれで商売の難しさを知りました。
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