2004年9月20日の話
無事に鍵を手に入れて、もう今回は帰ろうかなぁと思っていたのですが、晴れてたんですよねぇー、しかも暑いぐらい・・・その時は。高速に乗って入った方向は、北への道。懲りずに、また放浪を始めちゃいました。
時間はもうお昼。そこからいける距離ってたいしたことはありません。昨日の反省からサービスエリアで早々と携帯電話でホテル探し。その日の宿泊は青森に決めました。
トイレに行って帰ってくると、大きなアメリカンバイクが2台、そしてグレーのひげを生やしたおじさんがいました。
「こんにちはぁ、あついですねぇ」
「どこまでいくの?」
「青森まで」
「珍しいねぇ普通は、北海道まで入っちゃうのに。」
「青森も初めてなので、見て行きたいなぁって」
「そっかぁ、でも青森は何にも無いよぉ」
・・・・
と、なんとなくおしゃべり。
おじさん曰く、
「50代になるとバイクまた始める人が多いよねぇ。20代に乗っていて、30~40代は乗らなくなるんだけどねぇ。わたしも、お休みしていて、最近また乗るようになったんだよ」
って。どうやらぼくの事を20代に思ってるらしい。そっかぁ30~40代は仕事で忙しいじきだもんねぇ、怪我にも気をつけないといけないからバイクとか乗ってる場合じゃないよなぁ。
僕がバイクの免許を取ったのは30過ぎてから・・・。20代にこそそんな余裕は無かったよなぁ。
そもそも、ちゃんと周りを見る気になっていろいろな事を始めたのは、4半世紀生きた後からだもんね。
良識ある人々は自分も相手も実年齢にふさわしい社会の枠に収めないとならないけど、中身が追いついていない・・・枠にふさわしいだけ成長する時間も機会も無かった人だっているのになぁ。30代ならもうある程度の生活の基盤ができて仕事に専念して光ってる世代って事なんですね。まあこれは悔いてももう遅い。
おじさんは、大型免許をやっと取って買った大型バイクの千キロ点検が終わったばかりで、まだまだ慣らし運転をしている最中なんだそうです。それなりに成功して、仕事にも余裕が出てきて、超高級アメリカンバイクでまた楽しめるようになったのかなぁ。
気さくでやさしそうなおじさんでした。
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