Contents

日曜日, 12月 11, 2011

iPod/iPhoneでGarageBand。楽しいよ。

とうとうiPod touchで有料ソフトに手を出してしまいました。
アカウント不正利用の話題が絶えないiTunesストアにクレジットカード番号を入れるってどうしても抵抗があるので、無償ソフトしか使っていなかったんですよね。
でも、とっても楽しそうなソフトがあったので始めて課金設定をして有料ソフトを購入してしまいました。

購入したのは「GarageBand」。



もともとMacやiPadの標準ソフトだったらしいのですが単品購入できるようになり、iPhone/iPod touchでも使えるようになったとの事です。

これ見てるだけでも楽しそうですよね。



予め用意されているパターンがあってそこから自動的にいろんなフレーズが簡単に出来上がっていくんです。

ガチャガチャとさわっているととっても楽しくなります。

でも触っていくうちに、やっぱり音楽のセンスがない僕にはこれだ!っていうものがなかなかできなくて、才能って大事だよなと改めて思い知らされました。

たったの450円で一瞬だけでも、僕にもできちゃう?ってわくわく感を味わえると思うと安いもんです。

火曜日, 11月 01, 2011

軍用ヒューマノイドPETMANの進化に驚き

突然目の前に出された動画に驚きました。



米国Boston Dynamics社のPETMAN最新型です。
初期バージョンのPETMANは雑な歩きしかできなかったのですが、これはかなり安定しています。比べてみると一目瞭然。
初期バージョンはこちらです。



日本で人間型二足歩行ロボットで有名なのはアシモ(ASIMO)くんなのですが、見る限りでは基本的な考え方が違うように感じます。



アシモくんの方はとてもおしとやかに歩いたり走ったりしていますが、今の延長線上では蹴っ飛ばされたら倒れそうです。

Boston Dynamics社といえばネット上ではとても有名なBigDogやAlphaDogを開発している会社なので今後の動向が気になります。





僕が最初に回路設計して自分で半田ゴテもってくみ上げたコンピュータは6本足ロボットの制御用なんです。
ここに到達できなかったのは今でも悔しいですね。
その頃のフレームや駆動装置の技術から相当進歩してるし、コンピュータのCPUクロックも1000倍以上で性能は何倍になったのか想像もつきません。
だから当時できないのは当たり前としてもこの道に進めずコンピュータの世界に流されてしまったのは自分の力の無さを改めて思い知らされます。

日曜日, 10月 23, 2011

iPod touch 4th White 買いました。当分楽しめそう(笑)

iPhoneじゃないです。iPod touchですなんですが安くなって当分パージョンアップも無さそうなので買っちゃいました。
もともと使っていたPDAであるiPAQ h2210の半額以下というのが驚きです。
届いた時からiOS5っていう最新OS(基本ソフト)が入っています(えへっ)

2011/10/23現在でAmazonで15,883円(ホワイト) 15,960円(ブラック)ですが、すでにホワイトは売り切れ中です。

Apple 新商品 iPod touch 8GB
Apple 新商品 iPod touch 8GB


早速いじり始めてメールを読めるようにしたのですが、なんか変ですね。
メールが届いたらすぐに知らせる仕組みiOSの用語でプッシュというようですが、これがどうも変です。
iPhoneをずっと使っている人にとっては当たり前の事だとおもいますがいわゆるプッシュメールの設定をメモとしてまとめておきました。

★Gmail設定について

Gmailは標準設定ではプッシュできません。これはAndroid vs iPhoneという構図があるのでAppleがわざと機能を実装していないようです。最短でも15分おきの着信確認になってしまいます。
GmailのIMAPサーバー側では実はIDLEというコマンドをサポートしていますからできるはずなのに・・・。
しょうがないのでネットを検索まくってみると、Exchangeとして設定することでプッシュができるようにしたようです。

http://www.google.com/mobile/sync/

Googleカレンダーやアドレス帳も同期されるので便利です。

具体的には
「設定」アイコン ⇒「メール/連絡先/カレンダー」⇒「アカウントを追加」⇒「Microsoft Exchange」で設定画面が表示されたら、
「メール」⇒ Gmailのメールアドレス
「ドメイン」⇒ 空白
「ユーザー名」⇒ Gmailのメールアドレス
「パスワード」⇒ Gmailのパスワード
「説明」⇒ 適当な説明としてGmailと入れておきましょう

とココまで入れて次へを押すと、「サーバー」という設定項目が現れます。この項目にGoogle Syncのサーバー名であるm.google.comを入れます。

「サーバー」⇒ m.google.com

これで設定完了です。

標準でデータの取得方法が「プッシュ」になっているので一応確認しておきましょう。

「設定」アイコン ⇒「メール/連絡先/カレンダー」⇒「データの取得方法」で設定を見るとプッシュが有効になっている
「プッシュ」⇒ オン
さらにこの設定画面の一番下の「詳細」から各メールアカウント毎の設定が見れます。
そこを「プッシュ」にしておきましょう。

これでGmailでも、メールが送られてきた瞬間に着信通知されるようになります。


★その他のメールサービス

YahooメールとHotmailは標準で「プッシュ」が設定可能になっていました。
YahooやHotmailを使っている人はわざわざ流行だからといってGmailを取らなくてもいいと思います。


★iCloudのメールサービス

それで、iOS5の目玉機能であるiCloudのアカウントをせっかく作ったので、iCloudのメールアカウントもxxxxx@me.comというのを取得したのですが、これがなぜかプッシュメールの設定をしたのに着信通知がされません。
これについてはMobile Meという前のバージョンから変だったようですね。どうせ使わないから放置です。



と、ここまでやってメール着信を手元で確認できるなと思ったら、結局時間がたつと表示が消えてしまうので近くに置いてあるだけでは分からないんですね。
iPAQやその他のPDAではメール着信やスケジュール通知などが発生したときのイベント通知をLEDの点滅などで知らせてくれるのですがこれが無いんですね。
・・・・・って僕の持っているのはiPodなので音楽プレーヤーだからそんな配慮がなくてもしかたないですね。

なんとiPhoneでも通知LEDはなくてカメラフラッシュ用のLEDを代用するようにiOS5からなったそうです。いったい今まではどうしていたのでしょう???
この通知LEDはもともとアメリカ製のPDAで実装されていたものを日本の携帯電話がまねしているのに世間では日本の携帯電話特有のニーズだと誤解されているようです。
結局iPhoneが音楽プレーヤー出身だというのがダメなところなんでしょうね。
ワンセグとかお財布携帯の機能とかとごちゃ混ぜにせず、まず初めにもともとのPDAの機能をちゃんと実装するのが今のスマートフォンに求められる事だとおもいます。

とか言いつつもこのiPod touchくん、おもちゃとして当分遊べそうです。

日曜日, 10月 09, 2011

フラガール見ました。予想外にいがっだぁ

実は一ヶ月ぐらい前に見てねたとしてメモっていたのですが、なかなか日記にアップできていませんでした。

フラガールスタンダード・エディション [DVD]

正直あまり期待はしてませんでした。たまたま何となく目にとまってしまいまして。
どうやらスパリゾートハワイアンズ(・・・といいますか「常磐ハワイアンセンター」のほうが分かりやすいわけです)が、震災で休業していて10月再開に向けての活動とかこのフラガール関連の話題とかがネット上で流れていたらしく、僕はまったく認識していなかったのですが、なにか潜在意識へのすり込みがされていたようです。
見た後Twitterに書いたらフラガールbotから反応がありました(笑)

そもそも僕は松雪泰子さんがあまり得意なほうではありません。
あのてっぱんのSキャラの印象がいつもついて回って、どうしてもいただけないなぁと言うわけです。
それであの全面松雪泰子のDVDのタイトルですから、いままで手にしていなかったのですがど、何を思ったか見てしまったのです。

しかし見てみたら予想外によかったんです。これが。



はじめは邦画によくある棒読みの情景描写ではじまります。ALWAYS 三丁目の夕日ばりに退屈な当時のシュミレーション映像が流れていくのですが、すこし進むと徐々に見ている側の意識が変わってきます。

フラガールは物語の背景というのが石炭が石油に代わり、各地の炭鉱が消えていく昭和40年初頭の話です。
高度成長期の最高潮の時代にいながら、移り変わりが激しい時代について行く気がなく、変化を受け入れる事を悪とする人たちと、現実に向き合って変わろうとしている人たちの対立が浮き彫りにされています。
既得権だけで成り立っていた会社が時代が変わって経営が成り立たないからリストラせざるを得なくなって不当解雇だとかデモになっていたりします。未だに新宿某所あたりで見かけたりします。
国策に守られていたり時代に守られていたりした人たちが、急に守られなくなると、弱者として取り扱われたり自分を弱者だと主張して、時には現実と向き合って時代とともに変化する人たちを攻撃し始める構図が昔も今も変わらず出来上がっているんですよね。

そういう印象に強く影響しているのが昔の仁侠映画です。

ちょうど60年から70年代。新興ヤクザが急成長した大企業をバックに地方にやってきて、新事業を展開する為に地元産業を乗っ取りろうとして地元のヤクザと対立して抗争になり、流れ者のもしくは地元に帰ってきた鶴田浩二や高倉健が、地元を助けてめでたしめでたし・・・というものです。
日本人の精神の根っこはこの任侠映画の世界観にあるといっても過言ではなく、これをフラガールに当てはめれば地元の産業である炭鉱を閉めて一大レジャー施設を建設しようという新興ヤクザたちと、地元で働く弱き炭鉱員たちの対立という構図なわけです。

明治侠客伝 三代目襲名 [DVD]
明治侠客伝 三代目襲名 [DVD]


ところが、その古き良き日本人の精神をどうしても許せない・・・といつも潜在意識の片隅で思っている新世代の人間が僕たちのようにいて、見事にそこのくすぶりをつついてきてくれたわけです。
主人公の流れ者役である松雪泰子は、新興ヤクザ側で登場します。レジャー施設のかなめであるフラダンスを教える大先生という役どころです。
そして新興ヤクザは地元民の一部を寝返らせ仲間に引き入れて、弱者である炭鉱員たちを苦労しながらも打ち負かして勝利するのです。たとえ方は悪いかもしれませんがそういうことです。
最初からわかっていて見ている訳ですはありますが、スカッとしました。

現代の同じような人たちを重ね合わせて日本人本質に怒りを掻き立てられながら、すっかり術中にはまってしまったというわけですね。
結局そして最後まで見入ってしまいました。

ネタとして仕込まれているのは富司純子(というか寺島純子)の登場です。そうです明治侠客伝とかにも出てきますが仁侠映画では有名なあの「緋牡丹お竜」です(当時藤純子)。

緋牡丹博徒 [DVD]
緋牡丹博徒 [DVD]


炭鉱の町の住人側でレジャー施設に敵対心を抱いていた緋牡丹お竜が最後に・・・という、あのくだりはとても象徴的なシーンだと思います。
もうこれは完全に任侠映画のシナリオとの対比を意識しているでしょう。



もう一方の見方でよかったのは、蒼井優さんでしょう。これは誰もが同じ感想だと思いますが存在感がすごい。
主役はいったいどっちなのか分からなくなる程です。この人を見たのは「人のセックスを笑うな」の、えんちゃんで、イイー・・って思ったのですが、やはりこの人いいですね。
で、本人のダンスよかったと思うんですけど、映画ですからやっぱり吹き替えにしてさらに情熱的に踊ってくれたほうがもっと良かったもなぁと持ったりする部分もあります。
ちなみに、クライマックスのダンスはフラダンスというよりポリネシアンダンスに見えてしまいますね。
ワイキキの町をぶらぶらと散歩しているとホテルやお店でフラダンスを踊っているのですが、実際にはあんなリズムはほとんどなくて、もっとゆっくりでぜんぜんリズムが違います。
本場のフラダンスは太極拳と日本舞踊が混ざったような、スローで奥ゆかしい踊りを見せてくれます。
常磐ハワイアンセンターでのフラダンスはどんな感じなのでしょうか。



さてこの映画ダンサー中心に意識が行ってしまいがちですが、時代背景を考えながら、炭鉱の人の考え方やリゾート施設立ち上げの為にがんばる人たちも同じ重みで、全体を見る事をおすすめ。
日本映画のいつものお涙頂戴と見るか、旧人類へのうさばらしと見るか、あなた次第ってことですが。

おりしも、スパリゾートハワイアンズは営業を再開しましたし、原発縮小で石炭液化複合発電なども本気で考えられるようになってきたり、東京電力会社と周辺企業での大量リストラが間近に迫っているなど、関係することの多い旬な映画だと思います。
蒼井優さん見るだけでも価値があります。是非どうぞ。
��松雪泰子さんって僕の見るDVDに良く出てくるような・・・実は趣味があってるのかな)

水曜日, 8月 31, 2011

ダークナイト見ましたよ。初代の良さが帰ってきたね

ずっと見るのを封印していたバットマンシリーズでしたが、TSUTAYA100円セールのお世話になり、この間とうとう見ました「ダークナイト」。
ちなみに日記を書いていなかったので更新日付は捏造です(苦笑)

ダークナイト 特別版 [DVD]

何年も前にバットマンシリーズ第一作は、食わず嫌いで見なかった所を、見てみたらすごく良くて、ジャック・ニコルソンのジョーカーの狂い方がもう最高でした。
それで期待して二作目を見たのですが、あのペンギンおじさんがどうも肌に合いません。ちょっと気分悪くなるぐらいな合わなさでした。
次のバットマンフォーエバーにいたっては途中でやめてしまうほどでした。それ以降のバットマンシリーズはもういやな感じとうだけでなく、どうでもいいようなものばかりだったので、ずっとバットマンシリーズは封印してきたんです。

バットマン [DVD] バットマン リターンズ [DVD]バットマン フォーエヴァー [DVD]


でも、この「ダークナイト」は米国でヒットしたらしく面白そうな話ばかり聞くので、何となく気になっていたところ、ダークナイトと同じ監督の「インセプション」が去年公開されたんです。
これが去年最高に面白かったので、「ダークナイト」はバットマンとしては例外的にみてもいいかなと思ったまま年を越し、やっと見たという感じです。

こんな経緯ですから、最初から期待値が低く設定されているのが良かったんですかね。良かったですね、まさにダークな感じが渋くてよかったです。
今回もやはり一番の役者はジョーカーです。本来敵がまたジョーカーでそのキャラクター設定も同じ傾向なのですから、またかよ!となってしまうはずなのですが、途中作品に拒否反応があったので、戻ってきてくれたという感覚になったのも、高評価の要因ではないでしょうか。



もともとバットマンはヒーローにしては、悪役よりの立ち居地にならざる終えないという後ろ向きなところがかっこよさにつながっていると思うのですが、
第一作以上に、ダークナイトでは善と悪について、単純なものではないという事がテーマになっているのも、この作品の良さだというのは見終わった人に共通する感想だと思います。
バットマンはダークヒーローで必要悪みたいな役回り、そして弁護士のハービー・デントがヒーローになっていくのですが、そのヒーローとされている人の立場とか負わされているものとか、悪役であるジョーカーがなぜ悪であると言えるのか、もともとの悪であるマフィア集団の存在理由、選択とは何か、などなどとても深い話です。
いろいろと起こる理不尽なことを踏まえてのこの世界であるし、そういう事が見えずに裏に隠されて、表に出ない事によって初めてこの世の中が成り立っているんだねと、ずしんとくるものがあります。

バットマンのマシンや映像関係もかなり進化していて、そういうところもかなり楽しめます。車とかバイクとかかっこよさ倍増です。ちょっと意外だったのは、あのバイクって以外に設定や作りがチャチなのに、まったくそんな感じを思わせないデザイナーのすごさに感心しました。

【ムービー・マスターピース】 『ダークナイト』 1/6スケールビークル バットポッド

名演と言ったらやはりジョーカー役のヒース・レジャーという人の狂い方ですね。本作品が遺作だそうで残念です。バットマンはジョーカー役なしでは成立しません。
あのしたなめずりというか、はっきり聞こえないしゃべり方でありながら、あいまいでない一本筋の通った人物像は、この作品全体を引っ張っていく中心的な力になっています。
それでいてもちろん主役バットマンや執事、彼女、刑事、弁護士などのそれぞれの役もキャラクターが立っていて、見ていて引き込まれていきました。
よく一人のセレブ俳優で全体の色が決まってしまうのってあるじゃないですか。そういう違和感がほぼ無いっていいですよね。



僕の信条としては善は悪の裏返しであって善人と思われている人も実は、正義感から作り上げられる悪の存在によって成り立つと思っているんです。
でもそんな単純化できない入り組んだものの存在を見せ付けられる作品でした。

ふかーく哲学したい時に、おすすめの作品です。

金曜日, 7月 29, 2011

トランスフォーマー3をIMAX3Dで見てきました。すごかったけど長かったぁ

多くの国ですでに公開済みなのに、ほぼ1ヶ月遅れで待ちに待ってやっと公開されたトランスフォーマー/ダークサイドムーンを見てきました。

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン [DVD]
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン [DVD]


最初の予告編1を見て、もうズキュンときて見たくて仕方ありませんでした。とっくに全米公開されていて「日本は遅いよね」って言われていたので公開までのタイムラグ一ヶ月は本当に長かったです。

予告編1


で、見終えての最初の感想としては、やっぱりなんといっても3Dがもうすごかったです。もともとトランスフォーマーのシリーズはロボットものなので大きさとかのインパクトを与えるために遠近法使いまくりの映像で迫力あり、3D化にはぴったりなんだと思います。
予告編やメイキング映像がたくさん出ているので、それを見るとおり巨大なものが空飛んだり、巨大な鉄の塊が戦っている映像が3Dなんで迫力満点です。
ところどころでてくるスターウォーズ風やマトリックス3風のシーンの3D版が出てくるときはゾワゾワっと鳥肌ものです。それらの3D版リメイクができたらどれだけすごいのだろうと、何かを予見さられてしまいます。
また、ほとんど昼間のシーンで構成されているのも3D効果を高めています。トロンとかパイレーツオブカリビアンとか、結局暗くてごまかされている感じなんですよね。

予告編2


そして、アクションも相変わらずすごかったです。初代や前作を見ていて全部CGかと思ったら、車が吹き飛んだりするのは本物らしいんです。ロボットの鉄の重量感がとってもよく出ているのですが本物の車の吹き飛んでいるのに合わせているから、ロボットCGのあの重量感が出るんでしょうね。
もし人間が吹き飛んでいるのもワイヤーアクションなんだとしたら、あんなに振り回されてよく生きてるなと思いますね。
そして極めつけがビルから飛び降りてスカイダイビングしているところが本物だって言うんです。メイキングで出ていました。カメラマンも飛び降りて3Dカメラでとってるから見たことないすごいことになっています。
あんなの知らなかったらCGで十分なのにその無駄が迫力になっているんですね。

さらに見所はNASA関連ネタです。出てくるあの人は、正真正銘の本人ですので乞うご期待。ケネディ宇宙センター見に行ったり映画ライト・スタッフとかザ・ムーンとか一連の物を見ているNASAオタ達にはおぉ!っていう瞬間です。合成ですが3Dになっているのもおぉ!です。

ライトスタッフ [DVD]ザ・ムーン [DVD]アポロ13 【プレミアム・ベスト・コレクション】 [DVD]







と、これだけ書いて結局ストーリーの中身に触れていないので、トランスフォーマーを知らない人にとっては、結局どうなのぉってことなのですが、そういう映画ではありません(キッパリ!)。
そもそもトランスフォーマーってなんなのかは、薄々お気づきと思いますが日本の幼児向け玩具の変形ロボットシリーズが始まりです。



昔はこんなだったんだと、こっぱずかしい限りです。・・・・が、それだけでなく、今でもこのシリーズには、このこっぱずかしさが残っているんですね。
ストーリーも台詞もそうですし、主人公の彼女役の人はセクシー役なのですが、そこへのエロ目線が中学生並みなのも、あえてそういう作りにしているんでしょう。
ジョークもそんなに切れ味が良いほうではないですよね。
だから日本での扱いはよくないんでしょうね。公開は1ヶ月遅いし日本では業績見込みが立っていないんでしょうか?

それを踏まえてもなお、アクションや映像がすごくいいんです。出てくるロボットが変形前の車のいろいろな部分が残っていて、しかもいい感じに汚れているところなんてたまりませんね。

今回IMAX3Dを見るときの決め事として吹き替え版を見たかったんですけど、いつも使っている吹き替え版はやっていなかったです。ハリーポッター優先で2部屋確保はできなかったんでしょう日本での扱いが伺えますね。
字幕追いかけながらの3Dはやっぱり厳しくて途中から字幕あきらめました(苦笑)
しかもこの映画なんと2時間40分!
さすがに途中で「長っ!」って思ったら隣の人は飽きてました。
敵と最終決戦か!っと思ったところから、さらに大規模なアクションがこれでもかと続いてきます。
監督がやってみたかったこと全部やっちゃいました的な(笑)
そういうところも含めてとトランスフォーマーなんでしょうね。

シリーズのトランスフォーマー、トランスフォーマー/リベンジは是非チェックしておいたほうがいいです。僕は主人公のお母さんと人気のセクター7の諜報員がキャラが立っていて好きです。
トランスフォーマー ダブルパック [DVD]トランスフォーマー/リベンジ [DVD]

第一作目のほうのDVDは字幕がまるでダメで、何を言っているのかわからずストレスがたまりますので、日本語吹き替えにするか、英語字幕で見てください。
僕はたまたま第二作目をアメリカで公開中に映画館で見て面白くて日本で早速第一作目をDVDで見ました。字幕がひどかったので吹き替えで見返しましたから2回見ましたよ。


間違いなく見る人を選びますが、3Dアクションはほかで見ることのできないものすごさです。
ロボット大好き男子におすすめです。

火曜日, 6月 21, 2011

127時間見ました。いろいろ思うところがあります。

この映画は人が生きる意味を訴える映画でした。
主人公は一人で生きる事を好み、誰に縛られることも無く自由奔放に生きることがすばらしいと考えていました。
この体験をして、家族や友達や恋人とともに生きたいと強く思うように、考え方というか生き方が変わったという事なわけです。

一人で山に行って、岩にはさまれ動けなくなった時に、生きて帰るという強い意志を持ったのは、主人公が良い家族に恵まれていたからに違いありません。
生きるか死ぬかの選択をせまられた時に、どんな事をしても生きると選ぶためには、生きる事に対してそれに見合うだけの価値があるから選ぶ事ができたわけです。

生きる価値は何なのか。それは人それぞれと言うのは簡単な事ですが、本当にそうでしょうか?
「一緒にいたい人たちと一緒にいたい」、これが全ての欲求をそぎ落とした最後の望み、これが生きる意味なのではないでしょうか。

では、生まれつき一緒にいたい人がいない人はどうなのでしょうか?





さて、いつもの映画紹介ですが、とても良かったです。
127時間という映画はアカデミー賞に6部門ノミネートっていうハクはついている作品で、アメリカでの評判も結構良くて人気が高かった作品です。
それが、日本に来たということで見に行きました。

127時間 (ダニー・ボイル、サイモン・ビューフォイ 監督) [DVD]


ストーリーは実話で、若手の登山家が一人で軽く遊びに行って、岩と一緒に谷の隙間に落ちて腕を挟まれ動けなくなった所から、生還するというはなしです。
アメリカとかオーストラリアとかの自然公園の紹介でよくある、岩とか谷とか断崖とかあるところを自由に飛んで回る様子が気持ちいのですが、予告編で話の内容は分かっているので、いつ落ちるのかと冷や冷やしながら見てしまう所から、すでに作者の術中にはまっていました。
そして、あーっ落ちたと。くるぞくるぞと思っているところにきたわけですがビクッ~ぅてなってしまいました。



生還するための最後の落ちというのも見る前から分かっている訳で、それもくるくるおもっていてなかなかこないわけですよ。
そりゃそれがこの話の最後の場面なわけですからすぐにくるはずないんですが。。。。
でも、これが万が一何事も無くうまくいくのではないかと、なんども期待してしまうんです。その結末があって欲しくないと。
この映画は狭い空間の中で一人の若者がもがいているというだけで、映画が構成されているわけで、その心理を描くことが主体なので、最後の決断を下すまでの葛藤が凄くリアルなわけです。
いろいろ出てくる光景が想像なのか幻覚なのか夢なのかそれもわからなくなって、主人公の中で心の変遷に共鳴して葛藤することももちろんなのですが、
それだけでなく、映画を見ている客観的な自分としても、あって欲しくないけどそんなはずは無いというでも・・・という二重の葛藤があるわけです。

その上、描写がとてもリアルなんです。もちろん痛いシーンあります。それも以外リアルです。人が死ぬと思ったときの、思考の繊細さ表現したところがあるのですが、それなんかグッときます。
狂気と戦い冷静になろうとするところも見ていて苦しくなります。
映画を見ていてなんども、足を上げ、体をよじってしまいました。映画館の席の両隣が空いていて助かりました。
��VDで一人で見たほうがいいのかもしれませんね。恥ずかしいから(笑)

最後の終わり方はとても前向きなものです。そうでもなければ状況的に見ている人が救われませんから。

閉鎖空間で一人芝居が続く映画なので、娯楽大作が好きな人には向かないのかもしれませんが、いい映画が見たいという人には向いています。
僕としてはおすすめです。

---
ちゃんと書けていないと思って追記です。

この映画の見所がどうかとは関係なく、作者が伝えたい話の核は、最後の壮絶な戦いとその後のハッピーエンドにあります。

壮絶な戦いを選んだその理由がそれまでの流れで分かっているので、見ながら僕は悶絶しているのですが、それでも最後に向けての兆候がすでに感じられています。そしてすべてを潜り抜けて一気にそれがやってきます。
それを考慮せずにこの映画は語れません。

主人公はそれまで以上に幸せになれました。 素直に見ているなら、見ている僕らも多くを学び爽快な気持ちで見終えることができます。決して落ち込む話には作ってありません。
だからこそ、おすすめしたいと思うのです。

う~ん・・・これってほぼネタバレですね。てへっ。

金曜日, 6月 17, 2011

外付けHDD買いました。安くて2TBは快感です。

節電ノートパソコンを買ってから、データのバックアップ先がなくて不安だったので、外付けハードディスクを買いました。BUFFALOのHD-CL2.0TU2/Nです。
いままで持っていたのは持ち運び用の60GBのやつだったので、この時代には手狭になってしまったんです。
2TBって広々していていいですね。

BUFFALO USB2.0 外付けハードディスクドライブ 2.0TB HD-CL2.0TU2/N

BUFFALO USB2.0 外付け2.0TB HD-CL2.0TU2/N



この値段でしかもアマゾンで買えるのはうれしいですね。
価格COMで見ると一般的にはもうちょっと新しいHD-CB2.0TU2という機種が流行らしいのですが、ネットで売っているお店としては小さい所ばかりなのでちょっと不安なのですが、この機種はアマゾンでもやすく買えたのでこれに決めました。

HD-CB2.0TU2という機種と違ってソフトが、パッケージについてこないので、節電タイマーのソフトとか専用バックアップソフトとかはBUFFALOのサイトから自分でダウンロードするようになっているのですが、結局ソフトは使っていません。
必要なときだけつなげて後は外しているし、専用バックアップソフトとかも使わないから意味無いんです。

もちろん、つけっ放しでもハードディスクの回転は時間がたつと止まってくれるし、ノートパソコンUSB電源が切れれば、連動してハードディスク側も電源を切ってくるはずです。
ただし、Windows 7の設定なのか、Lenovo G475の設定なのか、「休止状態」だとUSBの電源が切れないんですよね。
USBライトとか外付けハードディスクとか連動して切れません。
そもそも、いつもは外しているので関係ないのですが、なんかくやしいです(苦笑)。きっとこの設定はUSB機器に電源供給をし続けるための親切心なんでしょうね。


って、ここまで書いて何なのですが、買った後に気付いた別機種のほうが安くて、新機種だということに気付きました。
これです。

BUFFALO ドライブステーション 外付けハードディスク 2.0TB HD-LB2.0TU2
BUFFALO ドライブステーション 外付けハードディスク 2.0TB HD-LB2.0TU2


もう買っちゃったからいいけどね。

土曜日, 5月 28, 2011

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 IMAX3Dで見ました。まだ大丈夫、おもしろいはずです。

台風が来るっていうのに朝から雨の中を、パイレーツ・オブ・カリビアン見て来ました。
このシリーズといえば、子供も楽しめる娯楽映画の王道なのですが、さすがに4作目ともなると、いろいろとやっかみ含めていろいろ言われてる様ですね。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ 生命の泉(ジョニー・デップ出演) [DVD]

それでも、あのパイレーツ・オブ・カリビアンですから見ておかないと損でしょうっていうことで行って来ました。
今回は初めから3Dのアトラクションとして楽しもうと決めて一番いいと思われる見方を試してみました。
 その1)IMAXデジタル3Dできれいな画面を見る
 その2)最前列ど真ん中の席を選んで視界全部をスクリーンにする
 その3)3Dのスクリーンに集中したいので字幕なしの吹き替え版を選択
という組み合わせにしました。

��Dで字幕を読みながらだと、字幕の飛び出た感じがいやだし、3Dの処理と文字の読むのとストーリーを追うのと色々あって、頭の処理がオーバーヒート気味になって頭痛くなってくるときがあるんですよね。
パイレーツ・オブ・カリビアンではジョニーデップのファンとかで声が聞きたいという事がない限り、吹き替えの声優さんがすっかり板についてしまっているのでまったく問題ないと思います。
違和感がひどい吹き替え版ってたくさんありますが、このシリーズは第一作目から声がしっくりきています。

IMAX3Dは暗闇とか早い動きの対策として有効だと思います。通常3Dスクリーンだと暗いというか色が薄いというかそんな感じがします。このシリーズは暗闇のシーンが多いという記憶があったのでIMAX3Dにしましたがやはり正解でしたね。
で、パイレーツ・オブ・カリビアンの3Dはどうだったのかといえば、実は期待するほどではありませんでした。
海賊船のとかお城とか荒波とか、前作ならタコの怪物とか3Dとしていいネタばっかりなはずだったのですが、本作を見るとほとんどスケールの大きさが伝わってきませんでした。
何でなんでしょうか?3Dカメラ撮影したと書いてあったので期待しすぎたんでしょうか・・・。

そして最前列の効果なのですが今回の実験は成功です。視野角全体に広がってくれるので迫力あります。一番前でかぶりつきっていうのがやっぱりよいですね。でも147分間もあってずんごい首疲れましたよ。IMAXで字幕なしという組み合わせでないと最後まで耐えられないかも(笑)。

次回も3Dを楽しみに行くならこの方法で見ようと思います。トランスフォーマーの予告をやっていてあれならきっと期待にこたえてくれるんじゃないかなと思って楽しみにしています。IMAX3Dの3度目の正直に期待です。

っで、肝心なパイレーツ・オブ・カリビアンの中身のほうなのですが、相変わらずのジャック・スパローのチャライ登場に派手なアクションで始まってわくわくなスタートでした。



しかし途中からとっぴな展開もなくアクションも単調になってその先を期待するまま最後まで終わってしまいました。
面白かったですが4作目というハンディを背負っている迷走感はいなめませんでした。好みが分かれる所だと思います。
ジャック・スパロウもあまり苦労なく本線に参加できちゃうし、欲しいものもあっちこっち行かずに手に入っちゃうし、紆余曲折なところがないのが物足りなかったです。中盤以降のアクションシーンにはらはらドキドキ感がないし。
吹き替えだったので俳優がカッコいいとか可愛いとかそういうところは評価しにくいのですが、ペネロペクロスは立ち位置的に、もうちょっと活躍して、強い女とかいい女とか可愛い人とかそういう所があっても良かったですよね。お子様層のあきらめているわけですから、セクシーペネロペ出てきてもよかったのに。ディズニー映画だから無理なのかな?
お子様向けネタがほとんどなくなっていて、怪物とか目玉がこぼれちゃうおじさんとか無くなっているのは適合する最低年齢を上げてしまっているはずですが、その代わりに何かを得られたという所があったかといえば、あまり無かったのがちょっと残念で、まあ、あくが取れてあっさり味になったという感じです。
てっきり3D効果にもってこいのネタ満載だと思っていたんですけどね。
あと1から3までの復習はしていったほうがいいかもしれません。新しい話と前回までの話がごっちゃになって過去の話として出てくるので、あれなんだったっけ?という設定は結構ありました。見ていない人はそもそもコンパスとかブラックパール号とかがいきなり出て来ても分からないですから。

かなり酷評を書いてしまいましたが、楽しめたことは確かなのでしょう。でなければシリーズ最短とはいえ147分は絶えられないですから。結局テンポなのかなぁ。
むりやり褒めどころをつくるなら、本編とほとんど関係ないのですが、最初に登場する人魚の人が際立って可愛かったです。そのあと物語に参加する人魚役の人も美人なのですがその人ではなく、最初に登場するちょい役人魚のほうです。
この人、Gemma Ward(ジェマ・ワード)さんといって、結構有名なスーパーモデルだそうです。日本のCMでも凄く印象に残っています。この顔って人間離れしていませんか?




酷評レポートになってしまいましたが1~3作目にとっても楽しませてもらったので期待が高すぎたのでしょう。
超有名タイトルで俳優陣そろい踏みなので興行的に成功しないはずがありませんから、まあいいですよね。
次回作での盛り返しに期待です。

水曜日, 5月 25, 2011

人のセックスを笑うな見ました。モヤモヤ~で切ないです。

松山ケンイチブームで気にはなっていたのですが、見ていなかったので見てみました。
やっぱりこの人ずごいわなぁ。とっても松ケンらしい松ケンを演じていました。って書いたら怒られそうですが(笑)

人のセックスを笑うな [DVD]

「デスノート」とか「GANTZ」とかまったく見ていないので、そっち系の松ケンは知らないのですが、そっち系ではない映画ではほんとに演技しているのか?と思うほど普通に話している感じがとても気持ち良く出来ているのがこの人の芝居の特徴ですよね。
この映画では相手役の永作博美さんも同じように自然に話していて、その掛け合いが絶妙で、見ていて本当に雰囲気が良かったです。
普通にしゃべるって芝居ほど抑揚が無いから、ほかの人がやるとただの棒読みになってしまいますけど、この二人はいい雰囲気でその辺にいるカップルみたいなんです。
やっぱりこのラブラブな感じが見所なんでしょうね。



ストーリーは田舎の美術学校に通う主人公みるめ(松ケン)が、新しく先生としてやってきたユリ(永作博美)と年の差がありながら付き合ってしまい、いろいろあったり何も無かったり、ほんとに好きで夢中になってしまえばしまうほど、なんだか切なくてモヤモヤするという恋愛ドラマです。
タイトルからすると過激シーンがありそうですが、そういう訳でもなく結構あっさりです、はい。

その他俳優陣も蒼井優、温水洋一、市川実和子をはじめ有名どころをそろえていて淡白な映画としては豪華です。この俳優陣や永作や松ケンの家族の人たちの役者さんも名演技なのですが、これが主人公2人とは少し嗜好が変わっているのがまた面白いです。
力の抜けた少し滑稽な、いうなればあざといというか受けを狙った所があるんです。そのあざとさが前面に出すぎず、でもちょっとうざい絡み方がなんともいいんですよね。
とくに難しかったであろう役どころが、みるめに片思いをしているえんちゃん(蒼井優)。みるめ、えんちゃん、堂本(忍成修吾)という3人仲良し組みで満足だったえんちゃんがユリの登場でみるめをとられちゃうわけで、でもいままで仲良しだったから突然好きだという訳にはいかず、みるめの周りでジタバタしている、可愛らしくも滑稽な感じをあざとく演じているわけです。
もう蒼井優ちゃん好きになってしまいます。

ラブラブな気持ちや不安な気持ちの表現を押さえ込み、滑稽に声張って押したい所を押さえ込み、淡々と抑揚の無い日常が過ぎていくというのが僕は共感できましたが、見る人によっては退屈かもしれませんね。
でもこの自然極まりない演技と、滑稽な演技のギャップがおもしろいし、ありえない事だらけの一大事が起きて心の中で起きる葛藤がどれだけ大きくても、現実世界で表現できる感情は客観的に見ればそう大きくはなく、逆言えばみんな平静を装って生きてるよねって妙ににやけてしまいます。

出てくる人みんな良い人で役者との区別がつかなくなってしまいます。松山ケンイチと永作博美と人柄の良さがこのインタビューからも伺えます。



切なくも心温まる映画でした。

日曜日, 5月 22, 2011

ブラック・スワン見ました。いたっ!い゛~たたたっ!

話題だったブラック・スワンが日本で公開されたので見てきました。

ブラック・スワン (ナタリー・ポートマン 主演) [DVD]

去年すでに見ていた友人から、かよわい女性の痛々しい姿を見るのはどうも苦手という感想を聞いていたので、予告編を見て、ナタリーポートマンがいじめに合いながらがんばる話かと完全に誤解していました。
僕はそういう悲劇映画で救いの無いへこみドラマは、見た後に気持ちが立ち直るのに時間がかかるからだめなんですよね。

でも見てみたらまったく違うもので、ホラー映画でした。しかも限度を超えた怖いやつではなく、ぎりぎりのところを攻めてくるいい感じの怖さというか痛さの映像でした。
その痛さっていうのが生々しくて、予告編であるとおり、むしって血がにじんできたりそういう痛さなんです。血しぶきとか頭爆発とかそういう派手なやつではなく、いかにもそれ痛いってばぁっていう感じで、もう、い゛~って歯を食いしばってしまいます。ずっとハンカチタオルを握り締めてみていました(苦笑)

ブラック・スワンといえばナタリーポートマンがアカデミー賞をとったわけで、その役への入り込み方は半端ないです。
ストーリーは精神的に芯の弱いけど優秀なバレリーナが大役をまかされて、精神的に追い詰められて舞台稽古を続けて公演にいたるまでの話なのですが、その弱さがと狂気の二面性がものすごいです。



あまり複雑なストーリーもなく感動ドラマということでもないので、何をどういったらネタバレせずに言い表せるのか難しいのですが、結局、明かさずに終わるとあるたった1つの設定によってすべてを構成しているので内容は非常に単純です。基本的には主人公の成長の過程を描いているように見せておいて、最後その成長自身がいったいどうだったのか?っていうどんでん返しと僕は受け取ったのですが、そう思うと軽い話としてさらっと終われます。
だからこそ純粋にホラーと演技力のすごさを楽しむ事をストーリーに邪魔されせず、素直に痛い描写に痛がれます。
ってこれってネタバレかな(てへっ)

ひとつだけ物足りなかったといえば、クラシックバレーが題材なのでそういう見せる芸術性で迫力のある映像を期待してしまうのですが、そこがいまいち弱かったです。
ナタリーポートマンが追い込まれていく内向きの引力が激しいので、派手なはずの狂気の踊りも閉鎖空間の中に閉じ込められた魔物という雰囲気の怖さです。
ホラーとして捕らえれば閉じた館の中で展開される見えない恐みたいな、そういう雰囲気の演出なのでとてもそれが効果的に働いていたのですがね。ちなに恐怖の館は出てきませんがそういう雰囲気ということです。

めちゃくちゃ痛いけど後に残らず、さらっと頭を切り替えられる良作でした。

日曜日, 4月 24, 2011

かいじゅうたちのいるところ 震災後の今だからこそ見てほしい作品

今月なにも書いていないので、ちょっと前に見たDVDのネタを書いておきます。
とっても気に入ってしまい最近のツイッターのアイコンはこの怪獣になっています。
かいじゅうたちのいるところ [Blu-ray]

「かいじゅうたちのいるところ」は、あの子供店長が日本語吹き替えをやったということだけ知っていたのですが、この映画を好きだというのをよく聞くので見てみました。
予告編を見たときは、出てくる怪獣が着ぐるみで古臭い子供向けなのかなと思っていましたが、評判を聞き見てみると、それは重要な個性というかそれがよい効果となっていることがとてもよく分かりました。
見ている人の心理の中を泳ぐように話が展開して行って、しかも思い当たる痛い心理がたくさん出てくるので、温かみのある映像でないと辛くなってくるんです。



ストーリは、主人公の男の子マックス君が家出をしてボートでたどり着いたところには怪獣たちがいて、食べられそうになったとき、僕はほかの国からきた王様で、なんだかもめている怪獣たちを幸せにしてあげるよとと言い出して一緒に暮らすという話です。

怪獣たちの中にリーダー的な存在であるキャロルは、みんなが仲良くたのしく暮らせることを誰よりも願っているのにも関わらず、望みが強いあまりそれがうまくいかないとかんしゃくを起こしてしまい、強い望みは自分の独りよがりなのだということを気付いていながら感情が優先されてしまうという、なんとも人間くさい存在です。
なんとか事を丸く治めようとする怪獣とか、そういう仲間の関係がいやで一人になろうとする怪獣とか、そのほか怪獣キャラクターの性格付けとか仲間の中での立ち位置というのもしっかりと特徴付けられていて、現実社会の縮小版になっています。

とても興味深いのは悪役がいないことです。みんなそれぞれに悪気はなく、最初は楽しくやっていることが徐々にこじれていって対立になる。
そしてまた楽しい遊びを始めようというのが、どろ団子投げで結局それって戦争だったりして。またリーダーシップっていったい何なのか、という問題を突きつけていたり、ようするに人間社会をよりよく暮らすためには何を気遣っていけば良いのか、いくら気遣っても完璧には対応できない、などなど社会に中にある人の心理の問題を取り上げている作品だなぁと僕は感じ取りました。
見ている人の心理に問いかける作品なので人それぞれこの作品を見て感じることはもちろん違うと思いますが。

この作品には原作があって、世界で何千万部も売れた絵本だそうです。後から調べて見つけたのがこちらの映像。

原作の絵本では話の骨組みしかなく、話の本題は読み聞かせてあげる大人が肉付けをしてあげるもののようです。
そういう意味では、この映画は絵本を元に、読み聞かせをしている中で、映画化スタッフが本題を肉付けしたものと理解することができます。
ただ、その読み聞かせをする対象が子供ではなく大人であったことが、映画宣伝でうまく伝えられていなかったみたいです。日本語吹き替えとかで子供店長使ってしまったのは大失敗でしょう。DVDでも絶対日本語吹き替え版は見ちゃだめです(爆)。

映画の映像的には、最初にも書きましたが基本は着ぐるみでCGが前面に出ていないのがとても効果的です。そしてこの怪獣たちが、キモ怖い(笑)。これを子供が見たら怖くて泣きますよ。大人が見ればその怖さは人間が持っている相手に対する恐怖心を表現してるとわかります。あと見た目以外の演技としての怪獣の怖さは、自分が相手に持つ恐怖心と、逆に自分が気付かないうちに相手に与える恐怖心というなかなか深い意味をこめているように感じます。とても印象的なマックス君と髪の長い女性キャラ怪獣のシーンがあるので注目してみてください。

一般的には心癒されるファンタジー的な紹介がされているのでしょうけど、実際の内容は人間が社会を築いていく中で直面する心理的問題をみせて、世界がうまくやっていけるかどうかは個人の心理の中にゆだねられているという、考えされられる作品でした。

立ち止まって自分を振り返りたい人に、ぜひお勧めです。

火曜日, 3月 29, 2011

Lenovo G475 AMD E-350搭載 そこそこ使える節電パソコンです

気になる~。絶対これ気になります。
AMD E-350搭載 Lenovo Lenovo G475です。

Lenovo G475 14型 LEDバックライト付 HD液晶 ノートブック ブラック 4360-22J
Lenovo G475 14型 LEDバックライト付 HD液晶 ノートブック ブラック 4360-22J



Intel製のグラフィック機能一体型の最新CPUが搭載されて出てくるノートパソコンの安い価格帯のやつをずっと待っているのですが、待ちきれなくなってきました。今は絶対買いどきじゃないと思っていたら、もう一つのCPUメーカーであるAMDのCPUで、E-350っていうのを発見してしまい、そのグラフィック性能がCPU一体型なのの昔のよりかなり良いみたいなんです。

だけど、これってアメリカではそこそこ出ているのですが、日本じゃあまりなくて、出てるのを見ると高い!
VAIO Ybシリーズ
http://japanese.engadget.com/2011/01/12/amd-fusion-vaio-yb/
Pavilion dm1-3000 Notebook PC
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20110311_432336.html
LIFEBOOK PH50/C
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20110217_427408.html
7万~10万円です。

CULVといわれる低価格帯のスペックなのにそれはないなぁと思ったら、なんとレノボから出ていました。
今一番安いのはなに?と探していたら、突然目の前に現れました。
とっても妥当な3万5千円前後。
本当はモバイルノートPCだったらいいんだけど、家の中ならいいよねこれでも。

電源の安定しないこのご時世にデスクトップは使えません。

あっ!買うなら+2GBですけどね。
IOデータ 2GBメモリー 3千円弱




---追加レポート---
後日ゲットしました!
990グラムのレッツノートR4を使ってきたので、非モバイル機には改めて「デカイ」・「重い」を認識させられました。
僕の環境では自作デスクトップ機はもうやめて、据え置き型ノートパソコンにならざるを得ません。デスクトップからの移行ってことで。ちなみに2台持ちのモバイルはあきらめかな・・・。モバイル機1台ってのもあったんですけど。

が、しかし、この値段でノートPCが買えるようになったのはすごいことだと思います。
しかもこのパソコンはこの見た目にもかかわらず、超省電力です。
E-350という統合型CPUなのですが、TDP(発熱量)の値は18Wです。しかもGPU統合がされてこの数値。
同様にGPUが同じCPUパッケージ内にあるインテルのCeleron U3400とTDPとしては同じになります。
よくあるCeleron TxxxxやPentium Pxxxxでは35Wなのでずいぶん小さいものになります。

TDPが小さいということは熱くならないので、冷却ファンがあまりうるさくならないし電気代がお得です。この電気代というのはパソコンを使っている部屋の夏のクーラーの電気代がお得になるというところが一番大きいと思います。
本来超低電圧CPUというのはモバイルPCとしてバッテリ駆動時間を延ばすためのものですが、いまこのご時勢では節電に一役も二役もかってくれます。

気になる性能ですが、Windows 7の評価値がこれです。

クリックして拡大


E-350というCPUの性格上、世間ではIntel Atomと同じ扱いをされることが多いのですが、性能で見るとインテルの超低電圧版Celeronと同等ということがわかります。
参考にネット上で見つけた数字と並べてみます。

「Windows エクスペリエンス インデックス」の比較
20110404-2.png

去年の超低電圧CeleronとCPUは同程度でグラフィック関係の性能がよくなっている事がわかります。
Atom内蔵ネットブックの遅さと比較するとわかりますね。(SU2300とN520はCPUパッケージ内蔵ではなく、チップセット内蔵ですが)

そしてさらにマニアックな世界の話をすると、このグラフィックはDirectX 11対応だったりします。
といっても3Dがどうのというより、DirectComputeという、GPGPUをWindowsが直接サポートする機能がつかえるのです。いったい何かというと画面表示以外の通常の処理をGPUをつかってやらせることができるんです。
まだ恩恵を受けられるソフトは試していませんが今後のアプリケーションの対応が楽しみです。
この絵の右下のほうにDirectComputeが見えます。
20110404-3.gif


さて実際の使用感ですが、Gyao!が問題なく見れるようになりました。CPUは80%程度使い続けてしまいますがCPUに余裕がありすぎる必要ないです。R4ではたまに音声だけになってました。
Youtubeの760pもクッっととまってしまうことがなく普通に見れます。
Youtubeの1080pになると通常の動画を見ているときはわからないのですが、n-Vidiaのテスト動画などをみるとコマ落ちしているのがわかりますね。
まあ、そもそもこのマシンは液晶画面が縦768ドットしかありませんので、1080pの意味はないのですが(苦笑)

異常に重いFlashコンテンツとしてはMixiやFacebookのゲーム類がありますが、知っている中で一番重たい「サンシャイン深海」だとCPU100%でちょっとカクカクします。「Zoo World」でもほぼおなじですね。この辺は超低電圧CPUでは向かないって事です。

このマシンでOfficeとかは使わないのでその辺の使用感はわかりません。

キーボードとかその他のつくりに関しては今まで良いマシンを使っていたので比較できる身分ではありません。レッツノートのキーボードと比べればおもちゃです。でも、おもちゃなりにがんばっていて、カツッっという沈み込みはありますから慣れれば気にならなくなると思います。

今買いたいのだけど、新世代インテルCPU版のCeleronが待てない方にはおすすめです。
そもそもCeleronとか安物なんて興味ない方は関係ないですね(笑)。

E-350というCPUってやっぱり薄型ノートPCに搭載して低価格帯で売り出したらヒットすると思うんですよねぇ。