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金曜日, 7月 29, 2011

トランスフォーマー3をIMAX3Dで見てきました。すごかったけど長かったぁ

多くの国ですでに公開済みなのに、ほぼ1ヶ月遅れで待ちに待ってやっと公開されたトランスフォーマー/ダークサイドムーンを見てきました。

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン [DVD]
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最初の予告編1を見て、もうズキュンときて見たくて仕方ありませんでした。とっくに全米公開されていて「日本は遅いよね」って言われていたので公開までのタイムラグ一ヶ月は本当に長かったです。

予告編1


で、見終えての最初の感想としては、やっぱりなんといっても3Dがもうすごかったです。もともとトランスフォーマーのシリーズはロボットものなので大きさとかのインパクトを与えるために遠近法使いまくりの映像で迫力あり、3D化にはぴったりなんだと思います。
予告編やメイキング映像がたくさん出ているので、それを見るとおり巨大なものが空飛んだり、巨大な鉄の塊が戦っている映像が3Dなんで迫力満点です。
ところどころでてくるスターウォーズ風やマトリックス3風のシーンの3D版が出てくるときはゾワゾワっと鳥肌ものです。それらの3D版リメイクができたらどれだけすごいのだろうと、何かを予見さられてしまいます。
また、ほとんど昼間のシーンで構成されているのも3D効果を高めています。トロンとかパイレーツオブカリビアンとか、結局暗くてごまかされている感じなんですよね。

予告編2


そして、アクションも相変わらずすごかったです。初代や前作を見ていて全部CGかと思ったら、車が吹き飛んだりするのは本物らしいんです。ロボットの鉄の重量感がとってもよく出ているのですが本物の車の吹き飛んでいるのに合わせているから、ロボットCGのあの重量感が出るんでしょうね。
もし人間が吹き飛んでいるのもワイヤーアクションなんだとしたら、あんなに振り回されてよく生きてるなと思いますね。
そして極めつけがビルから飛び降りてスカイダイビングしているところが本物だって言うんです。メイキングで出ていました。カメラマンも飛び降りて3Dカメラでとってるから見たことないすごいことになっています。
あんなの知らなかったらCGで十分なのにその無駄が迫力になっているんですね。

さらに見所はNASA関連ネタです。出てくるあの人は、正真正銘の本人ですので乞うご期待。ケネディ宇宙センター見に行ったり映画ライト・スタッフとかザ・ムーンとか一連の物を見ているNASAオタ達にはおぉ!っていう瞬間です。合成ですが3Dになっているのもおぉ!です。

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と、これだけ書いて結局ストーリーの中身に触れていないので、トランスフォーマーを知らない人にとっては、結局どうなのぉってことなのですが、そういう映画ではありません(キッパリ!)。
そもそもトランスフォーマーってなんなのかは、薄々お気づきと思いますが日本の幼児向け玩具の変形ロボットシリーズが始まりです。



昔はこんなだったんだと、こっぱずかしい限りです。・・・・が、それだけでなく、今でもこのシリーズには、このこっぱずかしさが残っているんですね。
ストーリーも台詞もそうですし、主人公の彼女役の人はセクシー役なのですが、そこへのエロ目線が中学生並みなのも、あえてそういう作りにしているんでしょう。
ジョークもそんなに切れ味が良いほうではないですよね。
だから日本での扱いはよくないんでしょうね。公開は1ヶ月遅いし日本では業績見込みが立っていないんでしょうか?

それを踏まえてもなお、アクションや映像がすごくいいんです。出てくるロボットが変形前の車のいろいろな部分が残っていて、しかもいい感じに汚れているところなんてたまりませんね。

今回IMAX3Dを見るときの決め事として吹き替え版を見たかったんですけど、いつも使っている吹き替え版はやっていなかったです。ハリーポッター優先で2部屋確保はできなかったんでしょう日本での扱いが伺えますね。
字幕追いかけながらの3Dはやっぱり厳しくて途中から字幕あきらめました(苦笑)
しかもこの映画なんと2時間40分!
さすがに途中で「長っ!」って思ったら隣の人は飽きてました。
敵と最終決戦か!っと思ったところから、さらに大規模なアクションがこれでもかと続いてきます。
監督がやってみたかったこと全部やっちゃいました的な(笑)
そういうところも含めてとトランスフォーマーなんでしょうね。

シリーズのトランスフォーマー、トランスフォーマー/リベンジは是非チェックしておいたほうがいいです。僕は主人公のお母さんと人気のセクター7の諜報員がキャラが立っていて好きです。
トランスフォーマー ダブルパック [DVD]トランスフォーマー/リベンジ [DVD]

第一作目のほうのDVDは字幕がまるでダメで、何を言っているのかわからずストレスがたまりますので、日本語吹き替えにするか、英語字幕で見てください。
僕はたまたま第二作目をアメリカで公開中に映画館で見て面白くて日本で早速第一作目をDVDで見ました。字幕がひどかったので吹き替えで見返しましたから2回見ましたよ。


間違いなく見る人を選びますが、3Dアクションはほかで見ることのできないものすごさです。
ロボット大好き男子におすすめです。

火曜日, 6月 21, 2011

127時間見ました。いろいろ思うところがあります。

この映画は人が生きる意味を訴える映画でした。
主人公は一人で生きる事を好み、誰に縛られることも無く自由奔放に生きることがすばらしいと考えていました。
この体験をして、家族や友達や恋人とともに生きたいと強く思うように、考え方というか生き方が変わったという事なわけです。

一人で山に行って、岩にはさまれ動けなくなった時に、生きて帰るという強い意志を持ったのは、主人公が良い家族に恵まれていたからに違いありません。
生きるか死ぬかの選択をせまられた時に、どんな事をしても生きると選ぶためには、生きる事に対してそれに見合うだけの価値があるから選ぶ事ができたわけです。

生きる価値は何なのか。それは人それぞれと言うのは簡単な事ですが、本当にそうでしょうか?
「一緒にいたい人たちと一緒にいたい」、これが全ての欲求をそぎ落とした最後の望み、これが生きる意味なのではないでしょうか。

では、生まれつき一緒にいたい人がいない人はどうなのでしょうか?





さて、いつもの映画紹介ですが、とても良かったです。
127時間という映画はアカデミー賞に6部門ノミネートっていうハクはついている作品で、アメリカでの評判も結構良くて人気が高かった作品です。
それが、日本に来たということで見に行きました。

127時間 (ダニー・ボイル、サイモン・ビューフォイ 監督) [DVD]


ストーリーは実話で、若手の登山家が一人で軽く遊びに行って、岩と一緒に谷の隙間に落ちて腕を挟まれ動けなくなった所から、生還するというはなしです。
アメリカとかオーストラリアとかの自然公園の紹介でよくある、岩とか谷とか断崖とかあるところを自由に飛んで回る様子が気持ちいのですが、予告編で話の内容は分かっているので、いつ落ちるのかと冷や冷やしながら見てしまう所から、すでに作者の術中にはまっていました。
そして、あーっ落ちたと。くるぞくるぞと思っているところにきたわけですがビクッ~ぅてなってしまいました。



生還するための最後の落ちというのも見る前から分かっている訳で、それもくるくるおもっていてなかなかこないわけですよ。
そりゃそれがこの話の最後の場面なわけですからすぐにくるはずないんですが。。。。
でも、これが万が一何事も無くうまくいくのではないかと、なんども期待してしまうんです。その結末があって欲しくないと。
この映画は狭い空間の中で一人の若者がもがいているというだけで、映画が構成されているわけで、その心理を描くことが主体なので、最後の決断を下すまでの葛藤が凄くリアルなわけです。
いろいろ出てくる光景が想像なのか幻覚なのか夢なのかそれもわからなくなって、主人公の中で心の変遷に共鳴して葛藤することももちろんなのですが、
それだけでなく、映画を見ている客観的な自分としても、あって欲しくないけどそんなはずは無いというでも・・・という二重の葛藤があるわけです。

その上、描写がとてもリアルなんです。もちろん痛いシーンあります。それも以外リアルです。人が死ぬと思ったときの、思考の繊細さ表現したところがあるのですが、それなんかグッときます。
狂気と戦い冷静になろうとするところも見ていて苦しくなります。
映画を見ていてなんども、足を上げ、体をよじってしまいました。映画館の席の両隣が空いていて助かりました。
��VDで一人で見たほうがいいのかもしれませんね。恥ずかしいから(笑)

最後の終わり方はとても前向きなものです。そうでもなければ状況的に見ている人が救われませんから。

閉鎖空間で一人芝居が続く映画なので、娯楽大作が好きな人には向かないのかもしれませんが、いい映画が見たいという人には向いています。
僕としてはおすすめです。

---
ちゃんと書けていないと思って追記です。

この映画の見所がどうかとは関係なく、作者が伝えたい話の核は、最後の壮絶な戦いとその後のハッピーエンドにあります。

壮絶な戦いを選んだその理由がそれまでの流れで分かっているので、見ながら僕は悶絶しているのですが、それでも最後に向けての兆候がすでに感じられています。そしてすべてを潜り抜けて一気にそれがやってきます。
それを考慮せずにこの映画は語れません。

主人公はそれまで以上に幸せになれました。 素直に見ているなら、見ている僕らも多くを学び爽快な気持ちで見終えることができます。決して落ち込む話には作ってありません。
だからこそ、おすすめしたいと思うのです。

う~ん・・・これってほぼネタバレですね。てへっ。

金曜日, 6月 17, 2011

外付けHDD買いました。安くて2TBは快感です。

節電ノートパソコンを買ってから、データのバックアップ先がなくて不安だったので、外付けハードディスクを買いました。BUFFALOのHD-CL2.0TU2/Nです。
いままで持っていたのは持ち運び用の60GBのやつだったので、この時代には手狭になってしまったんです。
2TBって広々していていいですね。

BUFFALO USB2.0 外付けハードディスクドライブ 2.0TB HD-CL2.0TU2/N

BUFFALO USB2.0 外付け2.0TB HD-CL2.0TU2/N



この値段でしかもアマゾンで買えるのはうれしいですね。
価格COMで見ると一般的にはもうちょっと新しいHD-CB2.0TU2という機種が流行らしいのですが、ネットで売っているお店としては小さい所ばかりなのでちょっと不安なのですが、この機種はアマゾンでもやすく買えたのでこれに決めました。

HD-CB2.0TU2という機種と違ってソフトが、パッケージについてこないので、節電タイマーのソフトとか専用バックアップソフトとかはBUFFALOのサイトから自分でダウンロードするようになっているのですが、結局ソフトは使っていません。
必要なときだけつなげて後は外しているし、専用バックアップソフトとかも使わないから意味無いんです。

もちろん、つけっ放しでもハードディスクの回転は時間がたつと止まってくれるし、ノートパソコンUSB電源が切れれば、連動してハードディスク側も電源を切ってくるはずです。
ただし、Windows 7の設定なのか、Lenovo G475の設定なのか、「休止状態」だとUSBの電源が切れないんですよね。
USBライトとか外付けハードディスクとか連動して切れません。
そもそも、いつもは外しているので関係ないのですが、なんかくやしいです(苦笑)。きっとこの設定はUSB機器に電源供給をし続けるための親切心なんでしょうね。


って、ここまで書いて何なのですが、買った後に気付いた別機種のほうが安くて、新機種だということに気付きました。
これです。

BUFFALO ドライブステーション 外付けハードディスク 2.0TB HD-LB2.0TU2
BUFFALO ドライブステーション 外付けハードディスク 2.0TB HD-LB2.0TU2


もう買っちゃったからいいけどね。

土曜日, 5月 28, 2011

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 IMAX3Dで見ました。まだ大丈夫、おもしろいはずです。

台風が来るっていうのに朝から雨の中を、パイレーツ・オブ・カリビアン見て来ました。
このシリーズといえば、子供も楽しめる娯楽映画の王道なのですが、さすがに4作目ともなると、いろいろとやっかみ含めていろいろ言われてる様ですね。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ 生命の泉(ジョニー・デップ出演) [DVD]

それでも、あのパイレーツ・オブ・カリビアンですから見ておかないと損でしょうっていうことで行って来ました。
今回は初めから3Dのアトラクションとして楽しもうと決めて一番いいと思われる見方を試してみました。
 その1)IMAXデジタル3Dできれいな画面を見る
 その2)最前列ど真ん中の席を選んで視界全部をスクリーンにする
 その3)3Dのスクリーンに集中したいので字幕なしの吹き替え版を選択
という組み合わせにしました。

��Dで字幕を読みながらだと、字幕の飛び出た感じがいやだし、3Dの処理と文字の読むのとストーリーを追うのと色々あって、頭の処理がオーバーヒート気味になって頭痛くなってくるときがあるんですよね。
パイレーツ・オブ・カリビアンではジョニーデップのファンとかで声が聞きたいという事がない限り、吹き替えの声優さんがすっかり板についてしまっているのでまったく問題ないと思います。
違和感がひどい吹き替え版ってたくさんありますが、このシリーズは第一作目から声がしっくりきています。

IMAX3Dは暗闇とか早い動きの対策として有効だと思います。通常3Dスクリーンだと暗いというか色が薄いというかそんな感じがします。このシリーズは暗闇のシーンが多いという記憶があったのでIMAX3Dにしましたがやはり正解でしたね。
で、パイレーツ・オブ・カリビアンの3Dはどうだったのかといえば、実は期待するほどではありませんでした。
海賊船のとかお城とか荒波とか、前作ならタコの怪物とか3Dとしていいネタばっかりなはずだったのですが、本作を見るとほとんどスケールの大きさが伝わってきませんでした。
何でなんでしょうか?3Dカメラ撮影したと書いてあったので期待しすぎたんでしょうか・・・。

そして最前列の効果なのですが今回の実験は成功です。視野角全体に広がってくれるので迫力あります。一番前でかぶりつきっていうのがやっぱりよいですね。でも147分間もあってずんごい首疲れましたよ。IMAXで字幕なしという組み合わせでないと最後まで耐えられないかも(笑)。

次回も3Dを楽しみに行くならこの方法で見ようと思います。トランスフォーマーの予告をやっていてあれならきっと期待にこたえてくれるんじゃないかなと思って楽しみにしています。IMAX3Dの3度目の正直に期待です。

っで、肝心なパイレーツ・オブ・カリビアンの中身のほうなのですが、相変わらずのジャック・スパローのチャライ登場に派手なアクションで始まってわくわくなスタートでした。



しかし途中からとっぴな展開もなくアクションも単調になってその先を期待するまま最後まで終わってしまいました。
面白かったですが4作目というハンディを背負っている迷走感はいなめませんでした。好みが分かれる所だと思います。
ジャック・スパロウもあまり苦労なく本線に参加できちゃうし、欲しいものもあっちこっち行かずに手に入っちゃうし、紆余曲折なところがないのが物足りなかったです。中盤以降のアクションシーンにはらはらドキドキ感がないし。
吹き替えだったので俳優がカッコいいとか可愛いとかそういうところは評価しにくいのですが、ペネロペクロスは立ち位置的に、もうちょっと活躍して、強い女とかいい女とか可愛い人とかそういう所があっても良かったですよね。お子様層のあきらめているわけですから、セクシーペネロペ出てきてもよかったのに。ディズニー映画だから無理なのかな?
お子様向けネタがほとんどなくなっていて、怪物とか目玉がこぼれちゃうおじさんとか無くなっているのは適合する最低年齢を上げてしまっているはずですが、その代わりに何かを得られたという所があったかといえば、あまり無かったのがちょっと残念で、まあ、あくが取れてあっさり味になったという感じです。
てっきり3D効果にもってこいのネタ満載だと思っていたんですけどね。
あと1から3までの復習はしていったほうがいいかもしれません。新しい話と前回までの話がごっちゃになって過去の話として出てくるので、あれなんだったっけ?という設定は結構ありました。見ていない人はそもそもコンパスとかブラックパール号とかがいきなり出て来ても分からないですから。

かなり酷評を書いてしまいましたが、楽しめたことは確かなのでしょう。でなければシリーズ最短とはいえ147分は絶えられないですから。結局テンポなのかなぁ。
むりやり褒めどころをつくるなら、本編とほとんど関係ないのですが、最初に登場する人魚の人が際立って可愛かったです。そのあと物語に参加する人魚役の人も美人なのですがその人ではなく、最初に登場するちょい役人魚のほうです。
この人、Gemma Ward(ジェマ・ワード)さんといって、結構有名なスーパーモデルだそうです。日本のCMでも凄く印象に残っています。この顔って人間離れしていませんか?




酷評レポートになってしまいましたが1~3作目にとっても楽しませてもらったので期待が高すぎたのでしょう。
超有名タイトルで俳優陣そろい踏みなので興行的に成功しないはずがありませんから、まあいいですよね。
次回作での盛り返しに期待です。

水曜日, 5月 25, 2011

人のセックスを笑うな見ました。モヤモヤ~で切ないです。

松山ケンイチブームで気にはなっていたのですが、見ていなかったので見てみました。
やっぱりこの人ずごいわなぁ。とっても松ケンらしい松ケンを演じていました。って書いたら怒られそうですが(笑)

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「デスノート」とか「GANTZ」とかまったく見ていないので、そっち系の松ケンは知らないのですが、そっち系ではない映画ではほんとに演技しているのか?と思うほど普通に話している感じがとても気持ち良く出来ているのがこの人の芝居の特徴ですよね。
この映画では相手役の永作博美さんも同じように自然に話していて、その掛け合いが絶妙で、見ていて本当に雰囲気が良かったです。
普通にしゃべるって芝居ほど抑揚が無いから、ほかの人がやるとただの棒読みになってしまいますけど、この二人はいい雰囲気でその辺にいるカップルみたいなんです。
やっぱりこのラブラブな感じが見所なんでしょうね。



ストーリーは田舎の美術学校に通う主人公みるめ(松ケン)が、新しく先生としてやってきたユリ(永作博美)と年の差がありながら付き合ってしまい、いろいろあったり何も無かったり、ほんとに好きで夢中になってしまえばしまうほど、なんだか切なくてモヤモヤするという恋愛ドラマです。
タイトルからすると過激シーンがありそうですが、そういう訳でもなく結構あっさりです、はい。

その他俳優陣も蒼井優、温水洋一、市川実和子をはじめ有名どころをそろえていて淡白な映画としては豪華です。この俳優陣や永作や松ケンの家族の人たちの役者さんも名演技なのですが、これが主人公2人とは少し嗜好が変わっているのがまた面白いです。
力の抜けた少し滑稽な、いうなればあざといというか受けを狙った所があるんです。そのあざとさが前面に出すぎず、でもちょっとうざい絡み方がなんともいいんですよね。
とくに難しかったであろう役どころが、みるめに片思いをしているえんちゃん(蒼井優)。みるめ、えんちゃん、堂本(忍成修吾)という3人仲良し組みで満足だったえんちゃんがユリの登場でみるめをとられちゃうわけで、でもいままで仲良しだったから突然好きだという訳にはいかず、みるめの周りでジタバタしている、可愛らしくも滑稽な感じをあざとく演じているわけです。
もう蒼井優ちゃん好きになってしまいます。

ラブラブな気持ちや不安な気持ちの表現を押さえ込み、滑稽に声張って押したい所を押さえ込み、淡々と抑揚の無い日常が過ぎていくというのが僕は共感できましたが、見る人によっては退屈かもしれませんね。
でもこの自然極まりない演技と、滑稽な演技のギャップがおもしろいし、ありえない事だらけの一大事が起きて心の中で起きる葛藤がどれだけ大きくても、現実世界で表現できる感情は客観的に見ればそう大きくはなく、逆言えばみんな平静を装って生きてるよねって妙ににやけてしまいます。

出てくる人みんな良い人で役者との区別がつかなくなってしまいます。松山ケンイチと永作博美と人柄の良さがこのインタビューからも伺えます。



切なくも心温まる映画でした。

日曜日, 5月 22, 2011

ブラック・スワン見ました。いたっ!い゛~たたたっ!

話題だったブラック・スワンが日本で公開されたので見てきました。

ブラック・スワン (ナタリー・ポートマン 主演) [DVD]

去年すでに見ていた友人から、かよわい女性の痛々しい姿を見るのはどうも苦手という感想を聞いていたので、予告編を見て、ナタリーポートマンがいじめに合いながらがんばる話かと完全に誤解していました。
僕はそういう悲劇映画で救いの無いへこみドラマは、見た後に気持ちが立ち直るのに時間がかかるからだめなんですよね。

でも見てみたらまったく違うもので、ホラー映画でした。しかも限度を超えた怖いやつではなく、ぎりぎりのところを攻めてくるいい感じの怖さというか痛さの映像でした。
その痛さっていうのが生々しくて、予告編であるとおり、むしって血がにじんできたりそういう痛さなんです。血しぶきとか頭爆発とかそういう派手なやつではなく、いかにもそれ痛いってばぁっていう感じで、もう、い゛~って歯を食いしばってしまいます。ずっとハンカチタオルを握り締めてみていました(苦笑)

ブラック・スワンといえばナタリーポートマンがアカデミー賞をとったわけで、その役への入り込み方は半端ないです。
ストーリーは精神的に芯の弱いけど優秀なバレリーナが大役をまかされて、精神的に追い詰められて舞台稽古を続けて公演にいたるまでの話なのですが、その弱さがと狂気の二面性がものすごいです。



あまり複雑なストーリーもなく感動ドラマということでもないので、何をどういったらネタバレせずに言い表せるのか難しいのですが、結局、明かさずに終わるとあるたった1つの設定によってすべてを構成しているので内容は非常に単純です。基本的には主人公の成長の過程を描いているように見せておいて、最後その成長自身がいったいどうだったのか?っていうどんでん返しと僕は受け取ったのですが、そう思うと軽い話としてさらっと終われます。
だからこそ純粋にホラーと演技力のすごさを楽しむ事をストーリーに邪魔されせず、素直に痛い描写に痛がれます。
ってこれってネタバレかな(てへっ)

ひとつだけ物足りなかったといえば、クラシックバレーが題材なのでそういう見せる芸術性で迫力のある映像を期待してしまうのですが、そこがいまいち弱かったです。
ナタリーポートマンが追い込まれていく内向きの引力が激しいので、派手なはずの狂気の踊りも閉鎖空間の中に閉じ込められた魔物という雰囲気の怖さです。
ホラーとして捕らえれば閉じた館の中で展開される見えない恐みたいな、そういう雰囲気の演出なのでとてもそれが効果的に働いていたのですがね。ちなに恐怖の館は出てきませんがそういう雰囲気ということです。

めちゃくちゃ痛いけど後に残らず、さらっと頭を切り替えられる良作でした。

日曜日, 4月 24, 2011

かいじゅうたちのいるところ 震災後の今だからこそ見てほしい作品

今月なにも書いていないので、ちょっと前に見たDVDのネタを書いておきます。
とっても気に入ってしまい最近のツイッターのアイコンはこの怪獣になっています。
かいじゅうたちのいるところ [Blu-ray]

「かいじゅうたちのいるところ」は、あの子供店長が日本語吹き替えをやったということだけ知っていたのですが、この映画を好きだというのをよく聞くので見てみました。
予告編を見たときは、出てくる怪獣が着ぐるみで古臭い子供向けなのかなと思っていましたが、評判を聞き見てみると、それは重要な個性というかそれがよい効果となっていることがとてもよく分かりました。
見ている人の心理の中を泳ぐように話が展開して行って、しかも思い当たる痛い心理がたくさん出てくるので、温かみのある映像でないと辛くなってくるんです。



ストーリは、主人公の男の子マックス君が家出をしてボートでたどり着いたところには怪獣たちがいて、食べられそうになったとき、僕はほかの国からきた王様で、なんだかもめている怪獣たちを幸せにしてあげるよとと言い出して一緒に暮らすという話です。

怪獣たちの中にリーダー的な存在であるキャロルは、みんなが仲良くたのしく暮らせることを誰よりも願っているのにも関わらず、望みが強いあまりそれがうまくいかないとかんしゃくを起こしてしまい、強い望みは自分の独りよがりなのだということを気付いていながら感情が優先されてしまうという、なんとも人間くさい存在です。
なんとか事を丸く治めようとする怪獣とか、そういう仲間の関係がいやで一人になろうとする怪獣とか、そのほか怪獣キャラクターの性格付けとか仲間の中での立ち位置というのもしっかりと特徴付けられていて、現実社会の縮小版になっています。

とても興味深いのは悪役がいないことです。みんなそれぞれに悪気はなく、最初は楽しくやっていることが徐々にこじれていって対立になる。
そしてまた楽しい遊びを始めようというのが、どろ団子投げで結局それって戦争だったりして。またリーダーシップっていったい何なのか、という問題を突きつけていたり、ようするに人間社会をよりよく暮らすためには何を気遣っていけば良いのか、いくら気遣っても完璧には対応できない、などなど社会に中にある人の心理の問題を取り上げている作品だなぁと僕は感じ取りました。
見ている人の心理に問いかける作品なので人それぞれこの作品を見て感じることはもちろん違うと思いますが。

この作品には原作があって、世界で何千万部も売れた絵本だそうです。後から調べて見つけたのがこちらの映像。

原作の絵本では話の骨組みしかなく、話の本題は読み聞かせてあげる大人が肉付けをしてあげるもののようです。
そういう意味では、この映画は絵本を元に、読み聞かせをしている中で、映画化スタッフが本題を肉付けしたものと理解することができます。
ただ、その読み聞かせをする対象が子供ではなく大人であったことが、映画宣伝でうまく伝えられていなかったみたいです。日本語吹き替えとかで子供店長使ってしまったのは大失敗でしょう。DVDでも絶対日本語吹き替え版は見ちゃだめです(爆)。

映画の映像的には、最初にも書きましたが基本は着ぐるみでCGが前面に出ていないのがとても効果的です。そしてこの怪獣たちが、キモ怖い(笑)。これを子供が見たら怖くて泣きますよ。大人が見ればその怖さは人間が持っている相手に対する恐怖心を表現してるとわかります。あと見た目以外の演技としての怪獣の怖さは、自分が相手に持つ恐怖心と、逆に自分が気付かないうちに相手に与える恐怖心というなかなか深い意味をこめているように感じます。とても印象的なマックス君と髪の長い女性キャラ怪獣のシーンがあるので注目してみてください。

一般的には心癒されるファンタジー的な紹介がされているのでしょうけど、実際の内容は人間が社会を築いていく中で直面する心理的問題をみせて、世界がうまくやっていけるかどうかは個人の心理の中にゆだねられているという、考えされられる作品でした。

立ち止まって自分を振り返りたい人に、ぜひお勧めです。