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土曜日, 8月 18, 2012

トータル・リコールみました。アクションすんごい。

実は先週見に行ったのですが、また書くのサボってました。

なんといっても22年前のシュワちゃんの出演した前作はとても良かったので、どうなるのかなと思いましたが期待は裏切られる事なく楽しめました。
でも、YouTubeの広告として時折流れていた高田純次さんのCMはちょっといただけない感じでしたね(笑)テレビCMも同じなのかな?



前作を見ていない方のために、ストーリーを書くと、しがない普通の労働者として働いている主人公が、娯楽として記憶売りますというちょっと怪しい商売をしているリコール社というお店に行って、スパイだったという記憶を植えつけてもらおうとします。
そうしたらなんと過去にスパイだったという記憶が見つかってしまい、店主が慌てただしたと思った次の瞬間、警察が踏み込んできて捕まりそうになるのですが、主人公は突然すごい身体能力で全員を倒してしまいます。自分でも驚いていながら追われる身になって逃げ回っていると・・・という話です。



設定として面白いのは、核戦争後地球上に住めるところがイギリスとオーストラリアしかなくなって、その二つの地域を地球の核を突き抜けて20分で繋ぐフリーフォールみたいな交通機関が出来てるっていうところ。
しかもイギリスは上流階級でオーストラリアは労働者層と別れていて労働者が毎日地球の裏側まで通勤しているってところが、なんか長距離通勤の日本の現状を風刺しているようで面白いです。
労働者層の住む町並みも、あのブレードランナー的アジアテイスト。
やはりどうしてもアメリカ人の発想だと裏社会はアジアになっちゃうんですよね。そもそも原作がPKデリックなので、そうなっているんでしょうけど。
あのクリントイーストウッドのグラン・トリノという映画の主人公も、良きアメリカがアジア人に侵食されていくという事をなげくお年寄りだったので、アジア人はそういうイメージなんでしょう。

内容はというと、とにかくアクション重視で、最初から最後までずっと走って飛んでの大忙し。
ここまでやってくれるとSF的要素はほとんど気にならなくなります。
SF的な車やガジェットに見る側が慣れてしまったのか、それとも作る側がうまくて自然に感じてしまうのか・・・両方なんでしょう。
その今じゃありえないけど自然な世界をうまく使ってアクションしていくところが良いのでそういう目線でよく見てください。

22年前もシュワちゃんですからアクションてんこ盛りなのですが、顔が割れたり鼻からスイカのSF的驚きとは全く違う方向性です。



ただし、やはりリメイクである事のデメリットとして、ある程度のストーリーの先が読めてしまうという事は逃れられません。
見に行く前に、前作の記憶は消しておいた方が、より楽しめると思います。トータルリコールだけにね(笑)

前作見た方も、見てない方もアクション好きならおすすめです。ぜひ劇場で。

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