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土曜日, 2月 24, 2007

極めて小さな問題

久しぶりにBSE問題の話です。

先日、松屋で米国産100%のポスターを発見しました。そう米国産牛肉を定食メニュー再開したんです。
少し前からオーストラリア産の表示がなくなったと思ったらこういう事でした。
ポスターには「米国産100%価格据置」「日本向け輸出証明プログラム認証済」なんて文字が躍っていますが、アメリカ人がそんなものを守っているわけがないじゃないですか。輸出規制前となんら変わりが無いはずです。価格を吊り上げる事に協力してしまっているだけです。
輸入が本格化すれば、なし崩し的に米国産牛肉の利用が進んで、産地なんてわからなくなります。
もう日常的には進んで安い牛肉は食べないほうがいいなと思って、どうせなら食べ収めと思いお店に入って食べてきました。
しばらく食べていなかったので中毒的症状が解消されているのか、甘すぎてなにか気持ち悪い感じがしました。オーストラリア牛のほうがしまっていていいですよ。

そして数日後、この記事です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070221-00000029-mai-bus_all

ルール違反をした上に「極めて小さな問題」とのたまわっています。完全に予測どおりの展開です。
彼らには全く悪気はありません。なぜ日本人が怒っているのも理解している上でねじ伏せにきているんです。それが彼らの貫く正義なのです。
争って勝ち取るのがアメリカの流儀なんです。品質を上げる努力をするのではなく、品質に問題が無いことを主張する努力をするのがアメリカです。数年前に仕事でだいぶこれに苦労しました。

日本人はディベートが苦手です。お役人さんたちはきっと負けてしまうでしょう。
たしかに僕らは数切れのBSE肉が怖いんじゃありません。アメリカ人のやり方に腹が立っているに過ぎません。
でもそれを認めてしまったら負けです。僕らにできることは買わないこと。経済制裁を草の根でするしかないでしょうね。食べ収めぐらいはいいかなぁ(笑)

ミスを指摘されてへこみまくっている僕と違って大陸の人はたくましいです。

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