つづきです。
午前4時ごろ、寒さでふと目が覚めました。
おかしいです。空調は切っているはず。それなのに体中が硬直するほど寒いんです。
空調のスイッチを確認すると確かにOFF。一応温度のつまみも30度にして、またベッドにつくのですが眠れません。
仕方なくいろんなものを着込んで一生懸命寝ようとしていましたが、結局朝に。
体中が痛くて完全に風邪をひいているときの気分です。
朝になって冷静に考えると、思い当たる節がありました。来る前にWebで調べていたら、シンガポールのホテルは空調が効きすぎて、追加の毛布を頼んだほうがいいかもって書いてあったんです。
自分の部屋だけ切っても回りから冷気が入ってくるんだそうです。
3枚も毛布の追加をお願いして、とりあえず仕事に出たものの、ふらふらです。目を開けていられないんです。なんとかがんばってみたんですが午前中でギブアップ。そんな状態で午前中ずっといたっていうのがそもそも失礼。
ホテルに帰ってくるなりひたすら寝ようと努力しました。みるみる熱が上がってくるのが分かり頭の芯がおかしな感じになってきたので、タオルを2枚ぬらしてビニール袋に入れて上下から冷やしてみると少し楽になります。そんな事で、ううむやっぱりすごい熱なんだと再確認。思考能力が下がってくると人間はパニックなったりせずに冷静になるもんですね。
風邪薬は持って来ていたので飲みましたが、そんなのもう手遅れ。なんとか解熱しようとミネラルウォーターを無理にたくさん飲むのですが、そんなに汗も出てきません。
もう死ぬかと思うほどの熱との格闘でした。
その日は結局ほとんど眠れた記憶がなく翌日になりました。ちょっとは熱は下がってきた感じがしましたが、まだふらふらです。熱の代りに頭がガンガンと痛くなってきました。水とチョコレートを食べていたのですけど、まるで食欲なしです。
夕方になって体力が続かないので、食事に出たのですが、とうぜん食欲もなく、なにやら混ぜご飯とスープを頼んだもののあまり食べられずに退散。
もう何とかせねばと思い普段はやらないのですが、熱い風呂に入ることにしました。昨日暑いのと寒いのを繰り返して体がおかしくなっているところに、最後の追い討ちの寒さが、温度調節をおかしくした事が原因なら、逆に暑さを与えてあげたら直るのか?と。風呂は気持ちよかったです。全身の筋肉がこわばったままだったのが和らぎました。その結果、汗がやっと出るようになり風呂から上がっても汗が出続けます。幸いなことにこの部屋にはバスローブが2着あり、バスローブを着て寝ると汗を吸ってくれます。今まであせもかかなかったので、気持ちもおさまり楽になってきました。ちなみに普通の風邪のとき熱い風呂に入るというのは、あまり良くないそうです。風呂上りの冷えの影響のほうが大きいからだそうです。以前からそのことを聞いていたので風呂という手段を使わなかったのですが今回は別のようで、もっと早く決断すればよかった。
ずっと一人で部屋にこもっていると、外国にいるという気分はまるでなくなります。画面を見ることはないのですが、気晴らしにテレビをつけるとNHKのBS「ふう」放送が入りました。これがNHK国際放送ってやつですね。さらに日本にいる錯覚が。。。
もう何時頃分かりませんが、そこで酒井法子さんが出てきました。テレビをほとんど見ない僕なので朝の連ドラに出ていることは知りませんでした。芝居はわざとらしい事この上ないのですが、なんと言ってもかわいい。何年ぶりに聞いたか分からないのですが声だけで「のりピー」さんと分かり思わず見てしまいました。立派に現役アイドルですねぇ。
その夜は風呂と「のりピー」さんのおかげで熱も下がり。やっときちんと寝ることが出来ました。
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