この間、バイクのメーター中のライトが切れました。電球の寿命です。
昼間は気が付かないのですが、夜になるとスピードメーターが見えないので不安になります。
それで直そうとしてふたを開けたのですが、やられました。ボロボロと砕けた中身がこぼれ落ちてきます。もう何度もコケて事故っているのでメータもかなりダメージを受けていたのは分かっているのですが、いざ実際にあけてばらし始めると、いままでよく形をとどめていたなと思うほど中はばらばらです。
夢の中で、自分の歯がボロボロと砕けて口の中じゃりじゃりしたり、つかんだ皮膚が解け落ちて内臓がこぼれていって慌てた事はありませんか?僕はたまにそんな夢を見ます。
こぼれ落ちていくメーターの破片が、まるで自分の内臓がこぼれているような気持ちになり、とても心が痛くなりました。
僕はその日の電球の取替えをあきらめ、粉々に砕けた破片を、まるで発掘した化石をつなぎ合わせるように接着剤でつなぎ合わせることにしました。
ちゃんと直そうと、瞬間接着剤ではなく、時間のかかる接着剤で形を整えながら、くっつけては乾かしくっつけては乾かす作業を繰り返していると、3週間かかってしまいました。
そして今日、つなぎ合わせたプラスチック部分のパーツを組み立ててバイクに久しぶりにメーターが付きました。
でもそこで、ちょっと強くねじを締めすぎたら、たちまち
「バキ!」
・・・一部がまた割れてしまいました。
もう、仕方ありません。いつものバイク屋さんに行ってパーツをプラスチックパーツを取り寄せてもらってきました。バイク屋のおじさんはとっても優しくてダメダメな僕のダメ遍歴に長年付き合ってくれています。
今回も、接着剤でつぎはぎになった部品を見て
「ありゃ、これはぁ・・・」
と痛さに共感してくれました。内部を固定するねじ止め部分もなくなっているので、外側の部品も全部取り替える事にしました。ずいぶん前から削れているメーターの側面を見てきたおじさんは、
「これですこし見栄えが良くなるね」
って言ってくれました。来週週末には新しいバーツは届いてるはずです。
今日は天気がよく、うちに帰ってきて久しぶりに、タイヤのホイールを拭いてあげることにしました。なんだかとっても申し訳なくて・・・。
僕のバイクはとってもさわやか&ハンサムです。鮮やかな明るい青に白いホールはとても見ていて気持ちが良くなります。僕がオーナーでちゃんと面倒見てあげなくて本当に申しわけないです。
黒ずんだホイールを丹念に拭くと、黒い部分はどうしても残ってしまうものの、本来の真っ白なホイールが鮮やかに輝いてきます。すこしだけ油を吹き付けて「ギューギュッ」って拭き続けて、何とか遠目で見ればきれいになりました。
やっぱり晴れた日に見ると、この青と白が鮮やかで、とても気持ちよくなります。
僕はぜんぜん面倒を見てあげていないのに、このバイクは僕が気が向てかかりにくくなってきたエンジンをかけると、あちこち痛んでいるのに一生懸命努力して走ってくれます。乗り手はかっこ悪いのにバイクはこんなかっこよいので、よく見知らぬおじいちゃんおばあちゃん達から「かっこいいねぇ」「おっきいねぇ」と話をしてきてくれます。間違いなくこのバイクのおかげです。
このバイクは僕のことをどう思っているんでしょうか?
僕はこのバイクのことをどう思っているのでしょうか?
実は、引越しをしようかどうしようか迷っているのですが、窓を開ければそこにバイクがいて触ってあげられるこの環境がなくなったら、もっとこのバイクにかわいそうな事をしてしまそうです。
引っ越すとしたら同じようなところ探がさなきゃ。
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