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水曜日, 10月 02, 2013

クロニクル 苦しかった

話題の映画「クロニクル」見てきました。かなり面白かったですが苦しかったです。
首都圏限定、2週間限定の劇場公開なのでほとんどの人が見れないでしょうね。




ストーリーは偶然超能力を身に付けてしまった高校生3人のいたずらが徐々にエスカレートしていきその結果どうなったかというお話です。



よくある超能力で正義の味方みたいな部分は全くないので、かなり重たい内容です。
映画の中では正直カメラ関連の設定か鼻につくところはあるのですが、無名のキャストにスタッフでありながらかなりよく出来ています。
どんどんと狂っていく様子にとても感情移入できました。

僕なりの解釈では強者と弱者の均衡が破れたとき人は冷静でいられるのかという問いかけのように感じました。
結局、弱者は弱者のまま永遠に理不尽な暴力を受け続ける事で、世の中は均衡を保っているのだと。
人の痛みを知る人はやさしくなれないのだと。

アメリカやヨーロッパではヒットしたらしいのですが、日本では役者が知らない人ばかりでエンターテイメント性にも欠けるので当たらないだろうと判断したんでしょうね。
上映期間が2週間だけというのはもったいない気がします。

まだ間に合いますので、ぜひ映画館へ。おすすめです。